鳥海山 8月26日(木)
鳥海山は酒田市内の北東25kmのところにある。風力発電で名高いおばこおけさライン(国道7号)を北上し、鳥海ブルーラインを登ると鳥海山の5合目の鉾立展望台・ビジターセンターに着く。 |
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鉾立展望台・ビジターセンター(1190m) 左:稲倉岳1554m 右:鳥海山2236m |
ここで、鳥海山と日本海の眺めを満喫し、来た道を引き返して酒田市内に宿泊。
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最上川 8月27日(金)
国道47号を通って最上川を遡り、白糸の滝ドライブインから最上川船下り・義経ロマン観光の義経丸(50人乗り10:00発)に乗船。この船は船外機で最上峡まで遡上し、出発した船乗り場まで川を下ってくる。 |
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満々と水を湛える最上川・最上峡 上:義経丸 下:芭蕉丸 |
最上川は米沢の南の山に源を発し、北に向かって米沢、山形、村山を流れ、新庄付近で進路を西に変え、最上峡を抜けて酒田市で日本海に注ぐ。日本三大急流の一つと言われ、本流路229kmで、平均流量は利根川を凌ぐ。おしんが下った最上川はかなり上流の山形付近の川である。
国道47号をさらに上流へ向かい、芭蕉が「五月雨を あつめて早し 最上川」と詠った本合海(もとあいかい)に立ち寄る。本合海大橋を渡って、すぐ右側にその場所がある。奥の細道の芭蕉は曽良と共にここで船に乗り、最上峡を抜けて酒田へ出た。 |
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本合海船着き場 芭蕉と曽良の像 本合海大橋 |
芭蕉像の後ろの川岸へ降りると、左側に本合海の船着き場、右側に本合海大橋がある。川は左(南)から右(北)へ流れ、橋を過ぎて急に橋と並行に左(西)へ流れを変る。
本合海からさらに国道47号を東へ行き、新庄市で国道13号に入って南下し、尾花沢橋を渡ってすぐに右折して国道347号を南へ道なりに行くと、村山市にある最上川三難所そば街道の七番店「リバーハウスはやぶさ」に到着する。ここで、昼食に「板そば」をいただく。 |
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三難所そば街道七番店「リバーハウスはやぶさ」とボリューム満点の名物「板そば」 |
村山市の最上川中流域には岩礁が露出して船の通行が困難な「三難所」、すなわち、碁点(ごてん)の瀬、三ヶ瀬(みかのせ)、隼(はやぶさ)の瀬がある。徳川の頃、難所の岩礁、渓谷を削り、上流から酒田まで舟を通した。碁点の瀬は、三難所川下りの乗り場の碁点橋、三ヶ瀬は三ヶ瀬橋のそばにある。隼の瀬は長島橋の下流2kmにあって、最上川最大の難所であり、多くの船がこの瀬で難破した。「リバーハウスはやぶさ」は長島橋の北岸のたもとにあり、三難所川下りの船着き場でもある。 |
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リバーハウスはやぶさ前の川岸・最上川三難所川下りの船着き場からの眺め |
左の橋が長島橋。ここの最上川は右(西)から左(東)へ流れる。「隼の瀬」は長島橋の下流(左方)
2kmにある。
寒河江ICから山形自動車道に入り、往路と同じルートを通り、朝比奈ICに帰着 21:00。 |
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