佐渡島紀行 2007/06/11-12
                            平成19年6月11日(月)~12日(火)

一泊二日のバスツアーで佐渡島の大野亀に群生するトビシマカンゾウの花を見に行った。
横浜駅西口7:30発の相鉄観光バスで出発、第三京浜、関越自動車道を通り、三芳PA、塩沢石打SAを経て、新潟港に着く。
新潟港から高速船で佐渡の両津港に渡り、小木港の「たらい船」に乗船、金山のある相川温泉に宿泊、翌朝、両津を通って東海岸を北上し、大野亀のトビシマカンゾウを鑑賞した。


日本一長い道路トンネルの関越トンネル(11km)を谷川岳の北側へ抜けると新潟県。塩沢石打SA(弁当調達)に立ち寄る。

塩沢石打SAにて 相鉄観光バス     そばにスキー場が見える     魚沼コシヒカリ弁当
次いで新潟港・万代島埠頭から14:00発の水中翼船つばさ号に乗り、佐渡の両津港に15:00着。
 ↑ 新潟港の中央埠頭に停泊する
   海上保安庁の巡視船「PL51 ひだ」
北朝鮮の工作船に対応するための海上保安庁のヘリ甲板付高速高機能大型巡視船である。長さ95m、速さ56km/hr(30ノット)以上、平18年就、赤外線捜索監視装置、高性能機関砲装備。
北朝鮮の万景峰号はこの中央埠頭に着岸する。

← 水中翼船つばさ号(佐渡汽船) 両津港にて
水中翼船・JEETFOILはボーイング開発の新潟港-両津港間67kmを1時間で結ぶ超高速船、一日10便。時速80km、長さ27.4m、幅9.1m、260人全席指定、シートベルト着用。少し窮屈であるが、意外と静かである。

両津から佐渡観光バスで国道350を通り、45km離れた小木港に到着、待望の「たらい船」に乗る。



小木港の力屋観光汽船・たらい船の里にて

たらい船は10隻ほどあり、乗客が多いと、順番待ちで乗る。

小木港を出て、相川温泉のホテル吾妻に入る。

夕陽を眺めて、夕食をとり、「佐渡おけさ」の実演を鑑賞する。


←日本海に沈む夕陽(18:57)
夕食時の日の入りとなり、砂浜からの撮影は断念。

佐渡グルメの夕食             ホテルロビーで「佐渡おけさ」の踊りを鑑賞

翌朝7:30にフェリーで遅れて来た相鉄観光バスに乗ってホテルを出発し、佐渡金山の近くを通り抜け、両津から狭い東海岸の佐渡一周線を通ってトビシマカンゾウが群生する大野亀へ行く。



大野亀に群生するトビシマカンゾウ

後方の山は海に突き出た1枚岩の大野亀



6月、大野亀の3万m2の原野がトビシマカンゾウの花で橙色に染まる。
毎年、6月の第1日曜日に佐渡カンゾウ祭りがある。
    トビシマカンゾウ(飛島萱草) ユリ科ワスレグサ属の多年草 山形県・飛島、酒田海岸、佐渡だけに分布する特産種
葉は長さ60~90cm、幅2~3cm、流線型で垂れる。花は橙黄色で、大きさ約7cm、花被片6枚の花をつける。花の命は1日で、次から次へと新たな花が咲く。薬用、食用可。駐車場の側の「おおのがめロッジ」で狙っていた苗と種を入手した。カンゾウの苗と種の売上げでカンゾウ群生の維持管理をされておられる。

3匹の亀がいる。 海に突き出た巨岩の大野亀           大野亀の北方の島「二ツ亀」 中央が窪んだ一つの島

大野亀のハマアザミ        両津の「かもこ観光センター」でショッピング カンゾウの苗もある。
大野亀を後にして、両津のかもこ観光センターに立ち寄った後、両津港でフェリー「おけさ丸」に乗船(12:40)

おけさ丸 船首からバスに乗って乗船                 おけさ丸の船室・イベントプラザ
 135m長、5,860t、バス32,乗用車48台(乗用車290)、両津港-新潟港間2時間半

おけさ丸の操舵室を見学する。

海面より浮上して時速80kmで疾走運航中の水中翼船「つばさ号」  操舵室から望遠で撮影

フェリーは新潟港に入港し、15:10に着岸。
フェリーは右端のビル手前の万代島埠頭に着岸する。このビルは新潟コンベンションセンター朱鷺(トキ)メッセの万代島ビルである。高さ140.5m、31階 の新潟で一番高いランドマークビルであり、ホテル日航新潟、展望室(31F)、美術館などがある。

ここから昨日来た道をひたすら引返し、20:40頃、横浜駅西口に帰着した。

Camera : Nikon D70(Lens : 18-200mmF3.5) & Casio EX-Z57