北海道紀行 2007/09/02-03
平成19年9月2日(日)~3日(月) 世界遺産・知床観光


一泊二日のツアーでオネンベツ川の鱒の遡上、能取湖のサンゴ草、旭山動物園を見てきた。
羽田発7:55のJAL-A300で釧路に9:30着、オネンベツ川の鱒の遡上風景、知床八景の名滝・オシンコシンの滝を見学、ウトロ港から観光船オーロラ号に乗って知床半島の自然を観察した。知床を出て能取湖でサンゴ草の大郡落を鑑賞、温根湯温泉の大江本家に宿泊した。
二日目、層雲峡の銀河・流星の滝を見て、噂の動物園・旭山動物園へ。次いで美瑛の花畑を見て、新千歳発21:00のJAL-Boeing747-400で羽田に22:25帰着。

   Airbus A300 羽田→釧路  from JAL壁紙         札幌観光バスで観光

釧路空港から釧路湿原西側の丹頂が飛び交う国道240号を一路、知床へ。途中、弟子屈の摩周プラザで休憩し、札幌観光バス内で美味しい蟹飯弁当をいただく。
12:45 知床半島の国道334号沿いのオンネベツ川に到着し、鱒の遡上風景を見る。
遠音別橋をくぐってオホーツク海からオンネベツ川(遠音別川)を遡上する樺太マス(オホーツクサーモン)

川は遡上する鱒の大群で埋め尽くされていた。初めてみる光景に驚きと感動と。
ここにはますさけ孵化場がある。
撮影ポイントは前方に見える遠音別橋の上であるが時間の関係で断念する。

樺太マス
別名:オホーツクサーモン
体長40~50cm
2年回帰。

樺太鱒は少し小ぶりである。9月後半にはもっと大きい鮭が遡上してくる。

  オシンコシンの滝 知床八景の一つの美しい滝、落差 80m、滝幅 30m    国道334号沿いの駐車場・売店・トイレ
駐車場の奥のトンネルを抜けてとウトロ港へ。
ウトロ港にあるオロンコ岩のトンネルをぬけるとウトロ崎へ出る。
ここには駐車場、知床観光船乗り場、三角岩がある。三角岩前には森繁久弥の「知床旅情」の歌の石碑が。

左:オロンコ岩
 (知床八景、高さ60m)
  と駐車場
右:三角岩と森繁久弥
  の知床旅情の歌詞石碑

ウトロ港と知床観光船
おーろら号(左)
おーろら2号(右)

遠方の左端の山が硫黄山(1563m)
右端が羅臼岳(1661m)

14:30発の観光船オーロラ2号に乗船し、硫黄山の前まで行って帰ってくる一時間半コースを観光した。

この2隻のおーろら号は、冬は網走で流氷観光の流氷砕氷船として活躍する。
船は491ton、425名乗り、長さ45m、幅10m、14.3ノット、氷海速度3ノット。






知床の海岸と硫黄山(中央の山 1563m)





カムイワッカの滝

この滝の上流には知床八景・お湯が沸く「カムイワッカ湯の滝」がある。

船はここでUターンして帰る。

観光船の展望デッキから羅臼岳を望む                 小型のクルーズ船


ウトロから網走へ移動、日没寸前の17:40に能取湖に到着し、サンゴ草の大郡落を鑑賞する。

能取湖(ノトロ湖)の奥にある駐車場からウォークボードで湖の中へ出てサンゴ草を見る。岸側が赤くなり始めた頃で、満開にはまだ早い。
夕暮れの能取湖はまたロマンがある。
少し暗くて真っ赤な花とは見えないが。

サンゴ草の正式名はアッケシソウ(厚岸草、学名Salicornia europaea、厚岸湖湖畔で発見された)、アカザ科アッケシソウ属の一年草である。内湾の干潟の陸地側に一面に広がった群落を作り、秋に群落ごと赤くなるので珊瑚草とも呼ばれる。胃腸薬にもなる。

瀬戸内海にも群生があるが、それが北海道から来たものか、瀬戸内海本来のものか定かでなく、DNA鑑定中だそうである。


ボードの先端から能取湖のオホーツク海への出口方向を見る。

能取湖(ノトロ湖)はオホーツク海とつながった塩水湖であり、網走5湖の一つ。



湖の中から駐車場側を見る。
日の入り10分前 17:45

岸には駐車場、トイレ、旅館がある。


バスは能取湖を出発して、夕焼けの原野を旭川方向に向かって疾走し、1時間後の19:00に温根湯温泉のホテルに到着した。

温根湯(おんねゆ)温泉・大江本家に宿泊。

翌朝8:00に旅館を出発し、雨の層雲峡の流星、銀河の滝へ。
途中、ヒグマ一匹を見かけた。小熊らしい。
あいにく、キタキツネとエゾ鹿は見かけなかった。

層雲峡の駐車場

左:銀河の滝
 落差120m

右:流星の滝
 落差90m

層雲峡は3万年前の火砕流でできた台地が石狩川に浸食されて出来た渓谷である。
両岸は溶結凝灰岩の柱状岩の壁である。






層雲峡から旭山動物園へ移動。


             旭山動物園 バス駐車場のある東門から                     丹頂鶴
旭山動物園を大雨の中、駆け足で見学する(10:30~12:30)

あざらし館
この筒をアザラシが通過するのを待つ人で大混雑。
早々にパスする。





 ↓ぺんぎん館

ほっきょくぐま館 

ここでは、餌を食べるもぐもぐタイムの11:00に合わせて大雨の中の大行列。時間をずらして25分過ぎに入場。

中はデジカメ撮影の人で大混雑。透明壁にドッシーンとぶつかる巨大な白熊に恐怖と感動が。
動物園を出てバスの中で鮭親子飯をいただきながら移動。
予定の旭岳ロープウエーは雨と強風で運休となり、代替の天人峡へ向かったが途中で通行止めとなり、行き先を美瑛に変更する。


天人峡・石狩川支流の忠別ダム
2007竣工、潅漑、発電等の多目的ダム


美瑛 「四季彩の丘」
花畑

拓真館の西2.5kmの四季彩の丘に立ち寄り、花を観賞、おいしいコロッケをいただく。



美瑛
「四季彩の丘」の名物 牧草製人形のロール君
美瑛から砂川ハイウエーオアシスを経て新千歳空港へ。
空港にてロイズのナッティバーチョコレート、六花亭のマルセイバターサンド、トラピスト修道院のトラピストクッキーを買い、海鮮丼の夕食をとって、21:00発のジャンボで22:35に羽田帰着。

                Jumbo jet Boeing747-400 新千歳→羽田
                                  from JAL壁紙

Camera : Nikon D70(Lens : 18-200mmF3.5) & Casio EX-Z57