札幌・小樽・函館紀行 2008/04/19-21 


平成20年4月19日(土)~21日(月)の間、2泊3日の道南ツアーに行ってきた。

羽田8:00発のANA53便(B747-400jumbo)で新千歳に9:35に到着し、「時計台」バスで札幌、小樽、洞爺湖・有珠山、函館を見てきた。



←時計台バス






札幌の大通公園とテレビ塔





明治4年 (1871) に北海道開拓使庁置かれたのが札幌の始まり。






札幌農学校/現北大の時計台(1878建、重要文化財)






札幌の場外市場



北のグルメ亭・海鮮食堂
鮭イクラ丼と蟹イクラ丼



場外市場の北のグルメ亭・海鮮食堂で昼食をとり、小樽へ移動する。








小樽運河と倉庫





小樽は江戸時代初期の北前舟の港として始まり、昆布、ニシン、石炭、ロシア交易の港として栄えた。石炭の衰退等により、観光の町になった。







メルヘン交差点

左端:小樽オルゴール堂






ルタオ/LeTAO

チョコレートを買い、カフェでチーズケーキDouble Fromageを食べる。




小樽を出て国道5号、276号を通り、京極ふきだし公園に立寄る。




羊蹄山・蝦夷富士
1898m、活火山







京極の羊蹄ふきだし湧水(北海道遺産)


湧水をペットボトルに採取する。




京極ふきだし公園売店で名水珈琲ゼリーを食べる。



京極家が開発した土地にある湧水地である。








洞爺湖の朝
左端山上にサミット会場ホテル




洞爺湖温泉の
ホテル天翔から望む







洞爺湖の朝
左奥:羊蹄山
右:中島、弁天島





オオセグロカモメ
(大背黒鴎)
61cm長




洞爺湖のホテルの窓際にとまる鳥としてよく知られている。









洞爺湖温泉の町並み








昭和新山
398m、特別天然記念物


1943年~1945年に有珠山の傍の麦畑が盛り上がって出来た溶岩ドーム。
郵便局長の三松の観察記録が有名。三松の私有地内にある火山。







朝9時にロープウエーで有珠山の展望台に登る。





ロープウエーを降り、
展望台から昭和新山とロープウエー駅、駐車場を見下ろす



正面:昭和新山(398m)
   その右手前が駐車場と
   ロープウエー駅

左:洞爺湖





もう一つの展望台の有珠山火口原展望台へテクテク登る。
いささかきつく、汗が出る。
  銀沼火口 (1977-78年噴)                    有珠山山頂(733m)    山の向こう側が洞爺湖、洞爺湖温泉
有珠火山は,2000年3月に西山西麓(写真の山の左向こう側)のマグマ水蒸気爆発で噴火を開始し、数週間にわたり多数の火口を形成しながら活発に水蒸気爆発を繰り返した。洞爺湖温泉は被害を受け、ホテルの旧館の水は今も赤錆びだらけである。

洞爺湖を出て道央自動車道、国道5号を通り、森町の海鮮店海鮮店イレキンに立ち寄り、鮭のチャンチャン焼きを食べる。
気温は20℃を越える。


左:駒ヶ岳(1131m) バス車窓

右:ホタテ養殖用浮き(径35cm)
JR大沼公園駅前の駐車場でバスを降り、公園を散策。




大沼公園と駒ヶ岳




大沼公園は昭和33に国定公園になった。

新井満はここで沼の風に感動し、「千の風になって」の詞を訳し、作曲した。
そのモニュメントがこのツアーの後の4月25日に西大島に作られた。   

大沼公園駅のスーパー北斗 札幌行き(14:31)        大沼湖畔を行く試運転中のSL函館大沼号C-11(14:39バス車窓)

函館市内に入る。



五稜郭
五稜郭タワー(地上90m)から見る



日米和親条約締結による箱館開港に伴い防衛力の強化と役所の移転を目的に1866年に幕府が築造した西洋式の城。

戊辰戦争の最後の戦いの地である。
明治元年10月に土方歳三らが五稜郭を占拠、翌年の5月に政府軍に敗北して城を明け渡した。
五稜郭は銃砲戦の攻防に強い稜堡式城郭と言われる城である。しかし、五稜郭ができた時代にはもう、城は戦争には不要なものとなっていた。日本には長野県佐久市にもう一つ五稜郭(龍岡城)、ヨーロッパには数多くの稜堡式城郭、城郭都市、要塞があり、ヴォーバン稜堡式要塞(Vauban Star Shaped Fortress)と言われる。下記に事例を示す(グーグルマップの写真にリンク)。
 1. 五稜郭 函館
 2. 龍岡城 長野県佐久市の五稜郭
 3. Bourtange, Netherlands  ブールタング(オランダ)
 4. Naarden, Netherlands    ナールデン(オランダ)
 5. Hellevoetsluis, Netherlands ヘレヴーツリュイス(オランダ)
 6. Munster, Germany  ミュンスター(ドイツ)
 7. Kronborg, Denmark  クロンボー城(デンマーク)
 8. Kastellet, Denmark  コペンハーゲン(デンマーク)
 9. Palmanova, Italy パルマノヴァ(イタリア)
 10. Saint-Martin-de-Re, France  サン・マルタン・ド・レ(フランス)
 11. Almeida, Portugal  アルメイダ(ポルトガル)
 12. Elvas, Portugal  エルヴァス(ポルトガル)
 13. Arad, Rumania  アラッド(ルーマニア)
 14. Sankt Peterburg, Russian  サンクト・ペテルブルグ(ロシア)
 15. Halifax, Canada  ハリファックス(カナダ)






五稜郭に設置された

大砲の模型
土方歳三像









売店で土方のTシャツを買う。





八幡坂(はちまんざか)

CMによく登場する函館で一番人気の高い元町の坂道


函館は江戸時代は北前舟の寄港地として栄えた。1854年の日米和親条約(ペリー)で函館と下田が補給港となり、1859年の日米修好通商条約(ハリス)で横浜、長崎、函館、新潟、神戸が開港された。
函館は文明開化のロマンに溢れる町である。






基坂(もといざか)


元町公園の坂道通り
この坂も2番目人気









函館ハリスト正教会(ギリシャ正教)








函館山のふもとにある遊膳炙家・沙羅の月で蟹づくしの夕食をとり、函館の夜景を見て湯の川温泉に宿泊する。











函館の黄昏
18:40











函館の夜景
19:00









函館の朝市

海鮮、野菜など豊富な品物が揃っている。







函館駅
船の形をしている。


駅の手前側に朝市がある。



トラピスチヌ修道院
Trappistine
(女子修道院)




聖ミカエル像



トラピスチヌ修道院は1898年(明治31年)にフランスから派遣された8名の修道女によって創立された。









聖母マリア像






聖テレジア像(右)





ルルドの泉(左)

「ルルドの泉」はカトリック教会の巡礼地。ルルド(Lourdes) は、フランスとスペインの国境になっているピレネー山脈のふもとにあるフランスの南西部の小さな町。








トラピスチヌ修道院









トラピスチヌ修道院

修道院売店でトラピスチヌコーヒー飴を買い、修道院前の函館市民の森売店で名物ソフトを食べ、函館発12:50のANA854便で羽田に14:10に帰着した。


ANA854便
Boeing777-300機







1日目:新千歳→札幌→小樽→京極ふきだし公園→洞爺湖

2日目:有珠岳→森町→大沼公園→函館、湯の川温泉

3日目:函館→トラピスチヌ修道院→函館空港
Camera : Nikon D70(Lens : Sigma18-200mmF3.5) & Casio EX-Z57