潮来のあやめ・佐原の花菖蒲 2009/06/09
平成21年6月9日(火)、日帰りバスツアーで潮来のあやめと佐原の花菖蒲を見てきた。
横浜駅西口を8:00に出発し、首都高速湾岸線、東関東自動車道を通って10:30に潮来の前川あやめ園に到着。

潮来(いたこ)の前川あやめ園のあやめ

前川あやめ園  茨城県潮来市市営、入場自由・無料(1976年開園)
前川あやめ園は利根川(常陸利根川)に注ぐ前川の河口にあり、約500種、100万株近くのあやめ・花菖蒲が咲き誇る。


橋幸夫が歌う潮来笠(昭和35年)の潮来笠記念歌碑が出迎えてくれる
潮来の伊太郎 ちょっと見なれば  薄情そうな 渡り鳥 ・・・♪


潮来の花菖蒲
日本であやめと言えば、アヤメ、カキツバタ(杜若)、ハナショウブ(花菖蒲)を言う。梅雨時に咲くアヤメの殆どが花菖蒲である。アヤメ、カキツバタ、ハナショウブの花はよく似ていて見分けにくいが、花の付け根部分に黄色い斑紋があるのが花菖蒲、白の斑紋がカキツバタ、網目模様がアヤメで見分けるそうである。あやめまつりで前川に咲いているアヤメは殆どが花菖蒲である。アヤメ科アヤメ族の総称・学名はアイリスと言われる。


潮来の花菖蒲


潮来の花菖蒲  花の付け根部分に黄色い斑紋


潮来の花菖蒲


ほぼ満開の潮来の花菖蒲


あやめ園の脇を流れる前川を行く十二橋めぐりの船 エンジンで進む


前川十二橋めぐりの舟乗り場
動画/Video 前川十二橋めぐり舟と屋形船遊覧


あやめ園で休憩する十二橋めぐりの舟の船頭さん
水戸黄門がこの地を潮来村と改名し、あやめを観賞したのが今の潮来の始まり

潮来の屋形船

常陸利根川を行く屋形船  左岸:茨城県の潮来  右岸:千葉県の佐原
屋形船の「第二そよ風」号に乗船(11:30~12:30)、「第一そよ風」号と併走、右端はサイドミラーに写る第二そよ風の操縦室
常陸利根川は霞ヶ浦から流れ出し、銚子付近で利根川本流と合流する。前方の橋は潮来大橋。


屋形船に乗って和食膳の昼食をとる(42名)
屋形船を下り、潮来大橋を渡って常陸利根川の向こう岸の千葉県香取市の佐原へ移動

佐原(さわら)の水生植物園の花菖蒲

北総の小江戸 水郷佐原の水生植物園(1969年開園) 400種、150万本の花菖蒲が咲く


佐原の花菖蒲


佐原の花菖蒲  花の名が記されている。
花菖蒲は江戸時代に多くの品種が作られた世界の誇る日本の園芸花であり、品種数は2000を超える。
開発した地で江戸系、肥後系、伊勢系に分けられている。

佐原の花菖蒲


サッパ船
笹の葉っぱに似た船だからサッパ船だそうである


サッパ船で花菖蒲を観賞


サッパ船からの風景


佐原の土産物


花菖蒲 江戸系 晴間の郷


花菖蒲 肥後系 舞姫


花菖蒲 江戸系 町娘


花菖蒲 肥後系 殿上人

植物園を14:30に出て、佐原の古い町並みへ行く

北総の小江戸 佐原の町並み

佐原の町並み 団子屋の「さかした」  ここでツアー付属の串団子をいただく


佐原の町並み 忠敬橋と三菱館(1914年建、前方の赤煉瓦の建物)


佐原の町並み 忠敬橋から望む小野川
前方の橋は樋橋(ジャージャー橋)、橋の左に伊能忠敬旧宅、橋の右に伊能忠敬記念館がある


伊能忠敬旧宅
江戸時代に隠居して、凄い日本地図を作った伊能忠敬の出身地はここであった


樋橋の袂の 遊覧船 小江戸舟めぐり乗り場


樋橋 別名「ジャージャー橋」 から水が流れ落ちる  15:30  動画/Video 橋から水が落ちる
9:00~16:00の間、30分間隔で約5分間、水がジャージャーと流れ落ちる  日本の音風景100選
江戸時代は小野川上流でせき止めた水を田んぼに送るための樋であった。樋から川に落ちる水の音からジャージャー橋と呼ばれるようになった。この樋を人が渡るようになり、1992年に今の橋になって、水が落ちるようにしてジャージャー橋のイメージを再現した。

16:00に佐原の町を後にして、19:00に横浜駅西口に帰着した。

Camera : Nikon D90 (Lens : Tamron18-270mmF3.5) & Nikon Coolpix S600