清水寺・高野山    2011/05/27-28
 → Video/動画 高野山の旅
平成23年5月27日(金)、28日(土)に京都の清水寺と和歌山の高野山を見てきた。
1日目は清水寺周辺散策、二日目は高野山を散策した。

1日目 5月27日(金)  京都・清水寺の散策
羽田空港から伊丹空港に飛び、モノレール、阪急電車を乗り継いで京都の河原町に到着して下記コースで清水寺周辺を散策する。
四条大橋→祇園・花見子路通り→下河原通り→八坂の搭→八坂通り→産寧坂→清水寺→産寧坂→二年坂→高台寺→ねねの道→東大谷廟→丸山公園→知恩院→知恩院道(智慧の道)→祇園白川→鴨川→四条大橋
 
羽田空港の JAL107便 機種 B767-300、 機体番号JA8987、 261名、54.9m長、862km/h


 四条通から花見小路通りへ入り、建仁寺方向へ歩く

祇園 花見小路通り  祇園迦陵(京料理)の前から四条通方向を望む



 建仁寺前から東へ向かい下河原通りへ

下河原通りの「ひさご」で親子丼の昼食  980円
ふんわり卵たっぷりの親子丼を汗ふきふき食べる。名の知れた店で、次から次へと中学生、若者、年寄夫婦の観光客が来て親子丼を注文する。


下河原通りを南下し、八坂の塔の撮影ポイントへ

八坂の塔
法観寺(臨済宗の禅寺)の五重塔、高さ49m、592年建、室町時代再建、重要文化財


この坂を上がって八坂通り、産寧坂を通って清水寺へ 

清水寺 修学旅行生でいっぱい    左から仁王門、三重搭、西門
中学校の修学力旅行以来の訪問。778年、奈良時代末建の北法相宗の寺、世界遺産、本尊は千手観音菩薩。
仁王門:応仁の乱焼失、15世紀末再建、2003年修、西門:1631再建、三重搭:847年創建、1632再建、1987年修理
経堂1633再建、2000年解体修理


清水寺 経堂と三重搭



清水寺の本堂
国宝、1633年再建、正面36m、側面30m、棟高18mの大堂、清水の舞台



清水の舞台  (本堂の前に突き出た舞台)



清水の舞台



清水の舞台を支える柱  この上に清水の舞台が乗っかっている。
錦雲渓の崖に、最長約12mの巨大な欅の柱を並べ、「懸造り」という手法で、釘を一本も使わずに組み上げた木造建築


 清水寺を出て産寧坂を引き返す

産寧坂(三年坂)
観光で必ず通る坂道、この坂の下は高台寺・円山公園に至る


産寧坂(三年坂)



産寧坂(三年坂)の喫茶・イノダコーヒーの「アラビアの真珠」 500円で一服
テレビなどで結構、名の知れた店

 産寧坂を下り

二寧坂(二年坂)
この坂には甘味処がいっぱいある


高台寺境内を通り、ねねの道へ 

高台寺 台所坂と台所門
北政所(ねね、高台院)が秀吉の冥福を祈るため建立した臨済宗の禅寺、秀吉とねねの霊廟


 
ねねの道


 
東大谷祖廟  円山の南側
浄土真宗の真宗大谷派(東本願寺)の親鸞の墳墓、今年は地親鸞上人の750年遠忌


 
円山公園


 円山公園を通り抜けて知恩院へ
 
知恩院 三門(国宝)
 法然が開基した浄土宗総本山の寺院、三門は1621年建立、高さ24m、東大寺南大門より大きく、現存三門のなかで最大。さすがにでかい。
西を向いている。

 
知恩院 本堂(国宝)
1639年、家光による建立


 
知恩院新門から三門を望む
新門は東大通りに面した知恩院道への入り口、「智慧の道」と言われる。

知恩院新門を出て直進し、祇園白川へ行く
 
祇園白川 巽橋にて


 
祇園白川のアオサギ


 散策に出発した四条大橋に帰着
 
出雲の阿国像 歌舞伎踊りの元祖  ほぼ等身大  四条大橋東詰北側、鴨川沿い
出雲大社の巫女の阿国(おくに)は1603年、四条河原で先鋭的な伊達男風の扮装で「かぶきおどり」を披露し、絶大な喝采を浴びた。歌舞伎発祥400年を記念し、2003年にこの像が建てられた。なかなか格好いい踊りの姿である。

 
阿国像の脇の井筒八ッ橋の井筒茶店で冷やしぜんざいをいただく。
井筒八ッ橋で季節限定の青リンゴと桃の生八ッ橋を手に入れる。
 
鴨川と四条大橋  橋の東岸北側より

2日目 5月28日(土)  和歌山・高野山の散策
台風2号接近に伴う雨の中、京都の五条大橋の近くのホテルを7時前に出て、京阪、地下鉄を乗り継いで南海電車のなんば駅へ。
 
雨の五条大橋 橋の向こう側の京阪・清水五条駅へ行く
なお、江戸時代の東海道の終点は三条大橋

なんば駅3階の切符売り場で「高野山・世界遺産きっぷ」のクーポン券を切符に引き替え、9:00発こうや3号極楽橋行きに乗車して高野山へ。
世界遺産きっぷ:なんば-高野山往復乗車券、往路特急券(指定)、高野山内バス2日フリー乗車券、指定の拝観、土産物店の割引券付 3310円
これに、帰りの特急券760円を事前に予約。
 
こうや3号 極楽橋に10:24着
ここからケーブルカーに乗り換えて終点の高野山駅着、駅前の南海りんかんバス・大門行きに乗り、金剛峯寺前に11時頃到着する。
 
金剛峯寺 正門  お遍路さんが通る
高野山は周囲を1,000mの山で囲まれた標高800mの平地であり、空海/弘法大師によって平安時代の819年頃に開かれた100ヶ寺以上の寺院が密集する宗教都市、真言密教の聖地である。世界遺産。ここから散策を始める。

 
金剛峯寺 大主殿
金剛峯寺(こんごうぶじ)はの秀吉の亡母の菩提の寺として1593年建立された。金剛峯寺の呼称は元々、高野山の総称であった。

 
金剛峯寺 廊下
さっそく、内拝、見学する。襖絵以外は写真撮影自由。

 
金剛峯寺 蟠龍庭 1981年竣工
京都の白川砂の雲海に雌雄一対の龍が奥殿を守っているように四国の石を配した庭。


 
金剛峯寺  新別殿
1984年、弘法大師御入定・1150年御遠忌大法会の際、大勢の参詣者への接待所として作られた大部屋。
ここで、お茶と麩せんべいのお接待を受ける。

 
お茶と麩せんべいのお接待


 
金剛峯寺 台所


 金剛峯寺を出て壇上伽藍へ行く
 
高野山・六時の鐘  1618年建、1640年再建
壇上伽藍の入口付近にあり、6:00~22:00の偶数時に時を知らせる。


 
蛇腹道(伽藍壇上に通じる道)  土の道は雨でびちゃびちゃ


 
壇上伽藍 大塔(根本大塔)
弘法大師が真言密教の象徴として建立、今の塔は1937年再建、高さ48.5m、四方各25m
高野山の象徴、中心


 
壇上伽藍 金堂(手前左)と大塔


 
霊宝館
高野山のお宝が展示されており、仏画、仏像、弘法大師や義経の書状など国宝、重要文化財がいっぱい。撮影、模写禁。


 
増福院(霊宝館前)


 
大師教会本部
高野山開創1100年記念で1925年に建てられた教会、本尊は弘法大師。


 
金剛峯寺の駐車場と六時の鐘


 
金剛峯寺 駐車場脇の「こうやまき」売店


 
高野山 千手院前のお土産などの商店街


 
高野山 千手院前の精進料理の店 丸万 で精進料理の昼食を


 
丸万の精進料理 精進定食 1750円
店主は東北大震災で客が一割に減ったとぼやき、精進料理の注文を貰って「しょうてい・・・」と厨房に向かって叫ぶ。
胡麻豆腐、刺身コンニャクが美味しい。
中央食堂さんぼう、花菱などの名の知れた精進料理の店は臨時休業。丸万、数珠・土産物店の中本名玉堂の2階レストランが営業していた。


台風の接近で次第に雨が激しくなり、弘法大師の御廟のある奥の院行きは断念し、千手院前でバスに乗って高野山駅へ引き返す。 
 
雨で霞むケーブルカーの高野山駅


 
高野山駅前のバス停


 
高野山駅の左側の観光食堂田中商店でぜんざいを戴き、一息つく。
関西風ぜんざい

 
ケーブルカー高野山駅


 ケーブルカーで極楽橋駅へ5分で下る。客は10名程度。雨で霞んで何も見えない。


 
極楽橋駅


 
極楽橋駅の高野12号 16:30発
極楽橋駅で高野12号に乗り継ぎ、なんば駅17:50着、地下鉄、京阪と乗り継いで京都へ。


3日目 5月29日(日) 台風接近による大雨のため、京都、大阪の散策予定をあきらめ、京都駅から帰路へ。
 
京都駅ののぞみ4号(N700系)
京都9:16発ののぞみ4号に乗り、新横浜に11:14に帰着。

 

Camera : Nikon D90 (Lens : Tamron AF18-270mm F/3.5-6.3), Coolpix S600, Coolpix S8100