世界遺産・比叡山横断ツアー 2012/06/14

平成24年6月14日(木)に比叡山・延暦寺に行ってきた。比叡山は日本三大霊場(比叡山・高野山・恐山)の一つ、さらに高野山とともに日本仏教の天空の聖地と言われる。
京阪電車の比叡山横断チケットを利用して大阪の京橋から8:27発の京阪電車に乗り、叡山電車、叡山ケーブル、叡山ロープウェイ、シャトルバスを乗り継いで延暦寺に11:00に到着、延暦寺を散策した後、ケーブル延暦寺駅14:00発の坂本ケーブルに乗り、江若バス、京阪電車、京都地下鉄、京阪電車を乗り継いで16:00に京橋に帰ってきた。ローカル線乗り継ぎの楽しいツアーであった(ルートマップ→巻末)。
→ Vieo/京都・出町柳→比叡山頂(叡山電車、叡山ケーブル、叡山ロープウェイ)
→ Vieo/比叡山頂→延暦寺バスセンター(比叡山シャトルバス         )
→ Vieo/延暦寺・根本中堂、延暦寺→浜大津・京橋(坂本ケーブル、京阪電車)
羽田から伊丹、京橋(大阪)に移動する。 

羽田空港第2ターミナルのカフェ&ビアレストラン アビオンで ピザトースト
グラスコースターが光を発し、グリーン、ブルー、レッドと光の色が数秒おきに変化する



朝8時過ぎのラッシュ時、乗り換えの人がJR京橋駅から京阪京橋駅へ流れる。
京阪京橋駅の駅事務所で比叡山横断チケットを買い、特急・出町柳行き乗車、8:27発。


 

京阪電車の終点 出町柳駅  9:16着
右奥の橋は高野川に掛かる河合橋、川は左へ流れ、すぐに賀茂川と合流して鴨川になる。橋の向こう岸の右が下鴨神社。



叡山電車の出町柳駅



 

叡山電車出町柳の一番線の八瀬比叡山口行きの電車乗る。9:27発、乗車時間14分。



 

御影通りの踏切の東側を行く
対向車両は鞍馬からの電車


八瀬比叡山口行きの電車


 

八瀬比叡山口駅に到着 9:41



駅を出て、道路の表示に沿って徒歩5分先の叡山ケーブルのケーブル八瀬駅へ行く


 

叡山ケーブルのケーブル八瀬駅


 

叡山ケーブルのケーブル八瀬駅  9:50発、乗車時間9分。 
路線距離: 1.3km, 高低差:561 m、ケーブルカーとしては日本最大の高低差とのこと。


最後尾から見る


 

中間点で対向車両とすれ違い


 

ケーブル比叡駅に到着 9:59


 

ケーブルを降りて、次の乗り物 叡山ロープウェイのロープウェイ比叡駅へ移動


 

叡山ロープウェイ 乗車時間3分
10:02発


 

比叡山頂到着 10:05
下は叡山電車の鞍馬線の岩倉駅、総合地球環境学研究所がある京都の町


叡山ロープウェイの比叡山頂駅



比叡山頂駅からシャトルバス乗り場まで歩く(奥から手前へ) 徒歩8分
矢印は延暦寺まで徒歩30分で行くハードな山道

 

ガーデンミュージアム比叡、四明岳838m上
比叡山は大比叡(848.3m)と四明岳(838m)の二峰から成る双耳峰の山。
ここにシャトルバス乗り場にある。先を急ぐので入場せず、外から覗く。

 

シャトルバス乗り場 比叡山頂(ガーデンミュージアム比叡)バス停
10:52発のバスに乗る。乗車時間6分。


 
 
比叡山頂(ガーデンミュージアム比叡)バス停から琵琶湖・大津市を眺める
左端は比叡山の最高峰・大比叡(848m高、京都と大津の県境、TVアンテナ塔)
延暦寺の根本中堂(680m高)へはここから大比叡の南側を通って裏側へ下ったところにある。

 
延暦寺バスセンター  10:58到着
売店、トイレなどがある。ここから延暦寺散策スタート、根本中堂/総本堂まで徒歩3分。


国宝館
信長焼き討ちで助かった仏像などの国宝、重文などの展示品を見る。

 

国宝館から大講堂・根本中堂へ行く道 
道の両側には比叡山出身の祖師の看板が並んでいる。比叡山延暦寺は最澄によって開かれた天台宗の寺である。法然(浄土宗の開祖)、栄西(臨済宗の開祖)、道元(曹洞宗の開祖)、親鸞(浄土真宗の開祖)、日蓮(日蓮宗の開祖)等の僧侶はここで修行し、新しい宗派を開いた。日本仏教の母山と言われる。


大講堂
修行の道場

 
 
鐘楼 「開運の鐘」
大講堂の前庭にある誰が何時、ゴーンと打ってもよい鐘。


鐘楼から根本中堂へ。


 
 
境内広場に至る石段
大講堂の前庭の鐘楼の脇から石段を下りと大黒堂、萬拝堂、土産物店などがある境内広場に出る。

 
境内広場
ここから根本中堂に行く。



根本中堂
比叡山・延暦寺(天台宗)の総本堂

 
 
根本中堂



根本中堂  ここから靴を脱いで中に入る。


 

根本中堂
ご本尊は薬師如来

 
 
延暦寺の山門 文殊楼
根本中堂の前庭の正面石段の上に山門・文殊楼ある。昔は琵琶湖側の坂本から山に入ってこの山門の向こう側から寺に入った。


文殊楼から根本中堂を見る



 文殊楼
内側(根本中堂側)からの眺め

 
 
文殊楼 表側(東側・坂本側)
ここから山門を通って寺に入るのが本来の参拝ルートだった。今はバス、車で裏から入ってくるので、ここから入る人は少ない。


大黒堂
 大黒堂、萬拝堂、土産物店などがある境内広場の大黒堂。本尊は大黒天、毘沙門天、辨財天の三つの顔を持つ三面大黒天。


萬拝堂
平成に建てられた新堂。日本の神、仏、世界中の神を奉安する。

 

一隅会館 一隅を照らす会館
地下に門前そばが食べれる蕎麦屋がある。

 

延暦寺会館
文殊楼の表側の石段の下に延暦寺会館ある。延暦寺の宿坊・食堂である。ここの精進料理の昼食をいただきに入る。

 

延暦寺会館の食堂 「望湖」
木の合間から琵琶湖が見える。

 

延暦寺会館・望湖の精進料理
メニューはこれのみ。護摩豆腐が大変美味い(13:00)。

 
 延暦寺会館をあとにして、帰路へ

延暦寺の消防車
満杯堂の広場を横切って坂本ケーブルの駅へ向かう。

 
 
延暦寺~坂本ケーブル・延暦寺駅間を徒歩8分で移動。



坂本ケーブル・延暦寺駅 1927年建
比叡山鉄道のケーブル路線であり、路線距離は日本一の2km。駅テラスが琵琶湖を見る展望台になっている。 


琵琶湖の南方面 展望台にて
近江大橋、大津プリンスホテル、大津市内

 

琵琶湖の北方面 展望台にて
琵琶湖大橋、浮御堂


坂本ケーブル ケーブル延暦寺駅でケーブルに乗る。14:00発、乗車時間11分。
路線距離2km、高低差484m、途中に2駅がある。車両は1号車の「縁」号と2号車の「福」号があり、この車両は福号。


琵琶湖を望む


 

中間点で登ってくる1号車の「縁」号とすれ違う。


 
 
ケーブル坂本駅に14:11着
江若(こうじゃく)バスに乗る 14:20発

 
バスで山から出てきて、京阪・坂本駅前で下車
遠くに道路を跨ぐ日吉大社の鳥居が見える。


京阪・坂本駅


 

京阪・坂本駅 石山寺行に乗車、14:30発 
浜大津で京都市役所前行きの京阪京津線に、さらに三条で淀屋橋行きの京阪に乗り換え、16時過ぎに京橋に帰着。
 
京橋→
京阪電車
叡山電車
叡山ケーブル
叡山ロープウェイ
シャトルバス
→延暦寺バスセン
  タ-


東塔を散策する
西塔、横川はパス


ケーブル延暦寺→
坂本ケーブル
江若バス
京阪電車
京都地下鉄
京阪電車
→京橋

横断チケット
3000円/人

比叡山横断ツアーのルート/京阪電車・比叡山横断チケットで行く  全路線一日乗り降り自由・延暦寺巡拝券付き
乗り物はすべて京阪電車とそのグループ会社のもの

photo: Nikon D90 (Lens : Tamron AF18-270mm F/3.5-6.3)、Coolpix S600 & Coolpix S8100